自転車を処分しなけれなならなくなった方のために、自転車の処分方法や費用などを詳しくご説明します。愛用してきた自転車が壊れた、新しい自転車に買い替えた、サイズが合わなくなった、ライフスタイルや住む場所が変わったなどいろいろな理由があると思います。それぞれの事情に即した方法や、処分前にしなければならないことなども併せて解説します。
自転車の処分方法7選！
いざ、自転車を処分しようと思っても、自転車は重くて、かさ高いので、なかなかたいへんです。だからと言って、いつまでも壊れたまま、乗らないまま、放置しているのはよくありません。ここでご説明する処分方法で、正しく処分しましょう。
①自治体サービスで処分する！
自治体の粗大ゴミ回収サービスなどを利用すると、費用を安く抑えることができます。
粗大ゴミとして回収してもらう！
自転車は、壊れている、パンクしている、部品がないなどどんな自転車でも、自治体の粗大ゴミとして回収してもらえます。
手順としては、自治体に電話をして「自転車を粗大ゴミとして回収してほしい」旨伝えると、回収日と回収料金の案内があります。回収日を予約して、指定の日に指定の集積場に出しましょう。
必要な料金分の粗大ゴミ収集券をコンビニなどで用意して、自転車に貼っておきましょう。費用は、自治体や自転車の大きさによって異なりますが、数百円程度でしょう。
ただ、引っ越しシーズンである３～４月は、混みあいますので、早めに予約を取るといいでしょう。
ゴミ処理センターに持ち込む！
自転車を載せることができる大きさの車をお持ちなら、自治体のゴミ処理センターに持ち込むと、回収してもらうより若干安くなります。
予約なしに持ち込めるか、事前の予約が必要かなどをあらかじめ聞いてから持って行きましょう。料金も現金ではなく、収集券という自治体が多いですから、この点も事前に要チェックです。
ただ、慣れない大きなものを車に積み込むのはケガのリスクがありますから、ご注意ください。
②自転車販売店に回収を依頼！
家電や家具を新しく買う時に、販売店が下取りをして、新品価格から下取り分を値引きしてくれることはよくあります。しかし、自転車の場合は、新品を買ったからといって、下取りして新品料金を値引きしてくれることはまずないと考えていいでしょう。
ただ、値引きには結び付かないけれど、購入時に古い自転車を店頭まで持って行けば、1台に限り回収してくれることもあります。春休みなどの需要期には、そのようなキャンペーンをする場合もありますから、お店に問い合わせてみましょう。
③中古自転車として買い取ってもらう！
リサイクルショップや自転車買取専門店で買い取ってもらう方法です。どんな自転車でも買い取ってくれるわけではありません。一般的な安価な通学用自転車やママチャリのような自転車は、新品同様のような状態じゃないと無理かもしれません。
ロードバイクやマウンテンバイク、人気メーカーや人気モデルなどで状態が良ければ、意外な高値で買い取ってくれる場合もあります。そのような自転車の場合は、リサイクルショップより、自転車買取専門店の方が高く買い取ってくれる可能性があります。
ただ、自転車買取専門店が近くにない場合は、出張買取を行っている業者もありますから、問い合わせてみるといいでしょう。
④フリマアプリやネットオークションで売る！
多くの人が利用するフリマアプリやネットオークションですが、自転車を処分する場合にも使えるツールです。間に業者が介在しないので、売れる場合、比較的高い値段で売ることも可能です。
ただ、売るためには、掲載のための写真撮影、購入者との連絡、梱包、発送などものすごく手間がかかります。買う方にすれば、送料がネックです。また、個人間取引なので、クレームなども自分で対処する必要があります。
先ほどの項でも書きましたように、大量生産・大量販売されている一般的な自転車の場合は、売れない、売れたとしてもあまり値段は期待できない可能性があります。
まず、フリマアプリやネットオークションで、どんな自転車がどのぐらいの価格で売買されているのかリサーチしてみましょう。
売るためには、汚れなどをきれいにし、きちんと乗れるように整備しましょう。
⑤知人や友人に譲る！
進学や就職で生活が大きく変わる時などには、自転車を安く手に入れたいと考えている人は、意外にいます。知人や友人に声をかけてみてはどうでしょうか？
壊れた自転車、サビだらけの自転車などを無理やり押し付けたりしないことが大切です。「あなた自身がもらってうれしいか」と自問して、譲るようにしましょう。
「親しき仲にも礼儀あり」
本当に必要としている人に、必要な自転車を譲ることができたら、大感謝されること間違いありません！手渡しで渡せれば、たいへんな荷造りや発送の手間もかかりません！
譲る前には、防犯登録の抹消をしておきましょう。防犯登録カードをなくしてしまった場合には、譲渡証明書を作成する必要があります。名義変更は、自転車販売店でできます。
⑥ネットや広報誌に掲載して譲る！
自転車のように、重くてかさ高いものは、人に譲る場合、手渡しできるのなら、それに越したことはありません。なにしろ、荷造り、送料がネックになります。
今や、ご近所さんに譲る方法としては、「ジモティ」や地元の広報誌、フリーペーパーなどの「譲ります」コーナーを利用すれば、幅広い人たちに告知することができ、「欲しい」という人も格段に見つけやすいです。
プライバシーの問題の不安なら、自宅で受け渡しせず、近くのコンビニの駐車場などを利用する、誰かに一緒に行ってもらうなどの策を講じるといいでしょう。
この場合も、⑤と同様、防犯登録の抹消をしておきましょう。
⑦不用品回収業者に依頼する！
一番おすすめの方法は、不用品回収業者に依頼する方法です。電話一本で依頼でき、最短即日、回収に来てくれます。2階以上の階にお住いの場合でも、自分で集積場まで下す必要がありません。
不用品回収業者に依頼する場合、たしかに費用がかかりますが、多くの不用品回収業者が自転車単品の回収だけでなく、軽トラック載せ放題などの割安なサービスを行っていますので、この際、他の不用品も一緒に回収してもらってもいいでしょう。
一番のメリットは、わずらわしい手間が一切ないという点です。忙しく過ごしている私たちにとって、時間の節約、いろいろな手間がかからないというのが、一番大切なことかもしれません。
自転車処分の費用比較！
前章で自転車処分の７つの方法をご紹介しました。それぞれの費用相場がどれぐらいなのかをまとめました。比較検討の参考になさってください。
| 処分方法 | 費用相場 | メリット・デメリット |
|---|---|---|
| 粗大ゴミとして回収してもらう | 数百円程度
※自治体によって異なる |
費用が抑えられる
指定日に集積場まで出す必要がある |
| 自治体のゴミ処理センターに持ち込む | 数百円程度
※回収してもらうより若干安い |
費用が抑えられる
自転車を載せることができる車が必要 |
| 新しく買う場合、販売店で回収してもらう | 1,000円程度 | いつも回収してもらえるとは限らない
販売店に要チェック |
| 中古自転車として買い取ってもらう | 買取価格：500～1,000円
|
費用がかからず、逆に買取代金がもらえる
どんな自転車でも買い取ってくれるわけではない |
| 知人・友人に譲る | 費用はかからない | 必要としている人がいるとは限らない
防犯登録の抹消が必要 |
| 「譲ります」コーナーに掲載してもらい、譲る | 費用はかからない | 個人情報、プライバシーに問題に不安がある場合もある
防犯登録の抹消が必要 |
| 不用品回収業者に依頼 | 自転車単品：1,000～5,000円
軽トラック載せ放題：14,800円～ |
電話一本で即日回収も可能
階上でも下す必要なし |
自転車を処分する前に「防犯登録の抹消手続き」が必要！
「自転車を利用するものは、その利用する自転車について国家公安委員会の規定で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録を受けなければならない」と法律によって義務化されています。罰則の規定等はありませんが、盗難時の対応等にも必要となる情報であるため、自転車購入の際には、たいていの場合、防犯登録を行っています。
自転車を処分、譲渡する場合は、防犯登録の抹消をしましょう。
登録の有効期間中（登録から10年間）であれば、自転車本体、身分確認書類（運転免許証、健康保険証、学生証など）、登録カードの控えを持参して、最寄りの「自転車防犯登録所」（自転車販売店など）で抹消の手続きを行います。この際、手数料として330円（税込）がかかります。
防犯登録のデータを抹消していない自転車の譲渡が増えています。自転車を譲る側、受け取る側双方にリスクがありますので、必ず防犯登録データを抹消してから譲渡しましょう。トラブル回避のために必ず行ってください。
壊れた自転車はそのまま放置せず、直ちに対処しよう！
最近は、安価な自転車が売られていることもあり、パンクしたぐらい、不具合が少々あるぐらいでは修理をせず、そのまま放置している人も多いです。修理さえすれば乗れる自転車を放置するのは、エコの観点からもNGです。せっかく、縁あってあなたのところに来た自転車ですから、修理しながら大切に乗ってあげましょう。
買うのは簡単ですが、処分するとなると、意外に手間がかかります。それで、適正に処分する代わりに路上に放置したり、山間部に捨てに行ったりする人もいます。山間部などに不法投棄するのは犯罪です。路上に放置すれば、高齢者や視覚障がい者の方の通行の妨げになってとても危険です。
放置された自転車が犯罪に利用された場合、その自転車が防犯登録されていればそのまま犯罪に加担することになる可能性があり、大きなトラブルの原因となります。
また、中古品として売る場合も、長く放置しないようにしてください。リセールバリューがあるうちに直ちに売れば、買取価格にも反映されます。
売ろうかな、処分しようかなと思ったら、保留にせず、直ちに行動を起こしましょう。
自転車処分なら、片付け名人にまかせて安心！
自転車を処分する方法もいろいろありますが、忙しく毎日を過ごしている現代人にとっては、不用品回収業者に依頼する方法がベストです。
不用品回収業者といってもいろいろありますが、実績と経験豊富な片付け名人をおすすめします。
片付け名人では、不用品はできる限り、リサイクル・リユースをして資源を有効活用しています。リサイクル・リユースで不用品処分のコストを抑え、低価格でのサービスが可能となっています。
自転車単品でも、軽トラック積み放題でもあなたのニーズに合わせてご利用ください。
自転車処分をお考えなら、ぜひ、片付け名人にご相談ください。