冷蔵庫の処分方法と費用の目安!手軽に処分できる不用品回収業者

本記事では冷蔵庫の正しい処分方法や費用の目安、手軽に処分できる方法について解説します。

冷蔵庫は大きくて重いため、処分が大変な家電製品です。

冷蔵庫を誤った方法で処分してしまうと、法に触れる可能性もあるため注意が必要です。

冷蔵庫は家電リサイクル法で適切に処分する必要がある

冷蔵庫は家電リサイクル法で適切に処分する必要がある

家庭から排出される家電製品の中には、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)という法律に基づき、リサイクルによる処分が定められている品目があります。

冷蔵庫はそんな家電リサイクル法に定められている品目のうちのひとつです。

特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)はリサイクルにより資源を有効活用し、不法廃棄物を減らすための法律です。

この法律によって定められた品目は、正しい方法で回収してもらいリサイクル料を支払って適切に処分してもらう必要があります。

 

不法投棄や不適正処理を行なった場合には、罰則として「個人の不法投棄に対して5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはその両方」が科せられます。

冷蔵庫を処分する場合は、適切な方法で正しく処分する必要があるのです。

冷蔵庫を処分する場合にかかる費用

冷蔵庫を処分する場合にかかる費用は?

自治体や環境省でアナウンスしている方法で冷蔵庫を処分する場合には、下記の費用を支払う必要があります。

  • リサイクル料金
  • 収集・運搬料金

冷蔵庫のリサイクル料金について

リサイクルによる処理が定められている冷蔵庫では、処分する場合に必ず「リサイクル料金」が発生します。
リサイクル料金は冷蔵庫の容量によって異なり、多くの場合下記の料金が必要となります。

 

冷蔵庫の容量 リサイクル料
170L以下 3,740円
171L以上 4,730円

 

一部メーカーの冷蔵庫では上記と異なるリサイクル料がかかる場合があります。

メーカーごとのリサイクル料金は再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)でも確認できますので、正確なリサイクル料を知りたい場合にはチェックしてみてください。

リサイクル施設までの収集・運搬料金について

冷蔵庫を処分するためには、指定のリサイクル施設まで冷蔵庫を運び込む必要があります。

もしも業者などに自宅まで取りに来てもらう場合には、リサイクル料とは別に「収集・運搬料金」が必要となるのです。

この収集・運搬料金は、収集に来てくれる運送会社や業者によって異なります。

リサイクル施設まで直接持ち込む場合には、この費用はかかりません。

冷蔵庫の処分方法と費用目安

冷蔵庫の処分方法と費用目安

では具体的にどのような方法で冷蔵庫を処分すればよいのでしょうか。

それぞれの処分方法や処分費用の目安、手順などについて解説します。

買い替えに伴い販売店で収集してもらう

  • 費用目安:リサイクル料+収集運搬料金(500円~4,000円程度)

 

買い替えを検討している場合には、新しい冷蔵庫を購入した家電店などの販売店に収集してもらうことができます。

多くの場合、新しい冷蔵庫を配送してもらう際、入れ替わりで古い冷蔵庫を回収してもらう形です。

収集運搬料金は、販売店や提携している運送業者によって定められており、販売店によってまちまちです。

ホームページなどがある販売店であれば、あらかじめ確認することも可能です。

購入した販売店に収集依頼または持ち込み

  • 費用目安:リサイクル料+収集運搬料金(500円~4,000円程度)

 

冷蔵庫を購入した店舗がわかっている場合には、その販売店に収集依頼をすることも可能です。

買い替え時と同様の収集運搬料金で対応してくれる場合もありますが、収集処分のみの場合はそれよりも高い費用が設定されている場合もあります。

 

もし販売店への直接持ち込みが可能であれば、リサイクル料のみで処分依頼が可能です。

申込の際は、電話などで販売店で購入した品であることを伝えた上で回収処分を依頼します。

販売店で購入した冷蔵庫でない場合には、収集してもらえないこともあるため注意が必要です。

家電回収協力店に収集依頼をする

  • 費用目安:リサイクル料+収集運搬料金(3,000円~4,000円程度)

 

各自治体でアナウンスしている、家電回収協力店に収集依頼する方法です。

家電回収協力店によって収集運搬料金が異なりますが、自治体で実態を把握できている協力店のため安全性は確かです。

 

お住まいの自治体のホームページにてアナウンスされている家電回収協力店に、直接収集の申込みを行います。

収集時は屋内の設置場所まで冷蔵庫を引き取りに来てくれる場合と、玄関前などでのみの引き渡しとなるケースとがあります。

協力店によって対応が異なるため、ご自身での運び出しがむずかしい場合には、念の為申込み時に確認しておくとよいでしょう。

家電リサイクル受付センターに申し込む

  • リサイクル料+収集運搬料金(3,157円)=6,897円~7,887円程度

※上記料金はあくまでも目安です。メーカーによってリサイクル料が異なります。

 

東京都では家電リサイクル受付センターにて、冷蔵庫などのリサイクル家電の収集処分を一括で受付しています。

申し込みはオンラインまたは電話での受付が可能。

電話の場合は受付時間が決まっているので、時間外の場合はオンラインで申し込むのが便利です。

申し込み後は、担当業者が指定日に合わせて冷蔵庫を収集に来ますので、引き渡しの際に「リサイクル料+収集運搬料金(3,157円)」を支払います。

 

ただし家電リサイクル受付センターで収集委託を受けた業者の場合、収集時には冷蔵庫を屋外に排出しておく必要があります。家の中までは取りに来てもらえませんので、注意が必要です。

指定引取場所に直接持ち込む

  • 費用目安:リサイクル料+リサイクル料の振込手数料

 

冷蔵庫を自身で運び込む手段がある場合には、指定引取場所と呼ばれる施設へ冷蔵庫を直接持ち込む方法もあります。

指定引取場所は全国各地にあり、家電リサイクル券センターのホームページでも検索できます。各指定引取場所の営業日や営業時間もこちらで確認できます。

 

指定引取場所に持ち込む場合、収集運搬料金は不要です。

指定引取場所へ冷蔵庫を持ち込む場合は、事前に郵便局にある家電リサイクル券に必要事項を記載してリサイクル料金を振り込み、振込後に受け取ったリサイクル券を持参します。

不用品回収業者に回収と処分を依頼する

  • 費用目安:リサイクル料+収集運搬料金=合計で9,000円~20,000円ほど

 

自治体のホームページなどに記載がない不用品回収業者でも、正しくリサイクル処分をしてくれる業者であれば、回収依頼をしてもまったく問題はありません。

不用品回収業者であれば、電話1本で自宅まで回収に来てもらえる上に、屋内からの運び出しなども行なってくれるケースが多いので非常に便利です。

ただしごく稀に適切に処分せず不法投棄などを行う業者も紛れていることがあるため、利用時は注意が必要です。

まだ使える冷蔵庫は買取処分や譲渡も検討

まだ使える冷蔵庫は買取処分や譲渡も検討

冷蔵庫をゴミとして処分する場合には、どうしてもリサイクル料が発生してしまいます。

もし廃棄を検討している冷蔵庫がきれいでまだ使える状態なのであれば、買取や譲渡による処分を検討してみるのもありかもしれません。

買取や譲渡の場合、リサイクル料などの処分費用はかかりませんし、多少でも収入につながる可能性もあります。

おすすめはリサイクルショップでの買取

買取査定を依頼するなら、家電製品を取り扱うリサイクルショップがおすすめです。

冷蔵庫などの大型家電の買取が可能な店舗であれば、自宅まで見積もり査定に来てくれてそのままトラックで回収してもらえる場合もあります。

買取査定額は冷蔵庫の年式や傷、汚れ・匂いなどの有無で大きく変わります。

すみずみまでキレイに掃除をしてから査定をしてもらうとよいでしょう。

ジモティなどで売却や譲渡をする

冷蔵庫は大きさや重量があるため、通常の宅配便などで発送するのが困難な商品です。

そのため、配送手段を持たない個人の場合、オークションやフリマアプリでの出品はハードルが高くなります。

 

ですが住んでいるエリアの近くであれば、引き取りが可能だという人もいるかもしれません。

ジモティはこうした生活圏での物品のやりとりに非常に適したサービスです。

落札者が自分で引き取ることを条件にし、低価格で売却したり無料で譲渡することも可能です。

冷蔵庫の処分でもっともおすすめなのは不用品回収業者

冷蔵庫の処分でもっともおすすめなのは不用品回収業者

ここまでさまざまな冷蔵庫の処分方法についてお伝えしてきました。

家電リサイクル法対象品目である冷蔵庫は、いずれの処分方法でもリサイクル料や収集運搬料などが発生します。

さらに処分方法の多くでは、冷蔵庫を屋内から運び出してもらうことができません。

このような理由から、不用品回収業者による処分が冷蔵庫の処分方法にもっとも適した方法だといえます。

 

不用品回収業者に冷蔵庫の回収処分を依頼すると、下記のようなメリットがあります。

  • 運び出しはすべてスタッフにお任せ可能
  • 冷蔵庫以外もまとめて処分できる
  • 電話やメール1本ですぐに駆けつけ
  • 日付指定や時間指定がしやすい
  • 業者によっては買取にも対応している

 

冷蔵庫は運び出し作業に対応している点は、なによりも大きなメリットになります。

不用品回収業者に依頼した場合、他の処分方法に比べると割高に感じられる場合もあるかもしれません。

しかし、定額プランなどを活用して冷蔵庫以外の不用品もまとめて処分すれば、かえってオトクに不用品が処分できてしまいます。

信頼できる業者か見極めて選ぶ作業は多少負担になるかもしれませんが、利便性のよさやコストパフォーマンスなどを考えると、冷蔵庫処分に最適な手段であることは確かでしょう。

冷蔵庫の処分でお悩みなら片付け名人へご相談ください!

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