本記事では、タイヤの正しい処分方法について、処分費用も含めて8つ紹介しています。
手間をかけずにすぐに処分できる方法などについても、わかりやすく解説していきますので、タイヤの処分方法でお悩みの際は、最後までチェックしてください。
タイヤは自治体の粗大ゴミでは処分できない
すり減って不用になってしまったタイヤ。
処分するとなると、どのようにして捨ててよいかわからず悩んでしまう代表的な品目です。
田舎道などを車で走っていると、道路わきなどに捨てられているタイヤを目にすることがあります。
おそらく正しい方法で捨てるのが面倒に感じた人や、費用をかけて処分するのを嫌がった人が、このような場所にタイヤを放置してしまっているのでしょう。
ご存じの方も多いかと思いますが、タイヤの不法投棄は法律で罰せられる行為です。
5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金に処されるか、または併科(どちらの刑も科される)となるため、決して行ってはいけない行為なのです。
廃タイヤが不法投棄されやすい理由の一つに、ほとんどの自治体で粗大ゴミとして排出することができないことがあげられます。
合成ゴムや天然ゴム、スチールやカーボンブラックなど異なる素材が使用されているタイヤは、自治体の施設では処理が難しい品目です。
そのため廃棄する際は専門の施設などで、リサイクルする必要があります。
※自治体の中には、まれに粗大ゴミとして回収しているところもあります。
結局のところ、費用をかけて処分するか多少手間をかけて処分するしか方法がないのです。
大きくて重くかさばりやすいタイヤですが、決して不法投棄はせず正しい方法で処分するようにしましょう。
タイヤの処分方法と処分費用の目安
タイヤを正しく処分する方法はいくつかあります。
下記は代表的なタイヤの処分方法と、かかる費用の目安です。
タイヤの処分方法 | かかる費用の目安 | 備考 |
---|---|---|
リサイクルショップで買取 | 無料 | 買取不可の場合もある |
ジモティなどで譲る | 無料 | やり取りに手間がかかる |
カー用品店で処分する | 1本250円~500円程度 | 比較的手軽 |
ガソリンスタンドで処分する | 1本500円~程度 | 比較的手軽 ※タイヤ交換時に限られる場合も |
車を購入した店舗やディーラーで処分する | 1本300円~500円程度 | 受け付けていない場合もある |
車の整備工場で処分依頼をする | 1本250円~500円程度 | 受け付けていない場合もある |
廃タイヤ処分場へ持ち込む | 1本200円~500円程度 | 対応している施設はあまり多くない |
不用品回収業者に処分を依頼 | 1本2,000円前後 | 自宅まで引取り可で手軽 |
では、それぞれの処分方法の手順などについて、もう少し詳しく解説していきましょう。
自動車専門リサイクルショップでタイヤを買取してもらう
カー用品などを専門に扱うリサイクルショップでは、中古タイヤの買取なども行っています。
出張買取などに対応しているショップもたくさんあるので、人気ブランドのタイヤや年式の浅いタイヤなどは見積もり依頼を出してみるとよいでしょう。査定で買い取り額がつけば、ちょっとしたお小遣い程度の収入にもなるかもしれません。
ただし使い古して溝が浅くなってしまっているタイヤなどは、買取がむずかしいと断られてしまう場合もあります。
売れたらラッキー程度に考えて、まずは一度問い合わせてみるとよいでしょう。
タイヤをジモティーで譲る
住んでいる地域で不用品の譲渡や売却などができる、ジモティ―のようなサービスを活用する方法もあります。
一般的なサイズのタイヤや人気のあるブランドのタイヤであれば、欲しいという人が見つかるかもしれません。やり取り次第では、譲渡先に自宅まで車でタイヤを引き取りに来てもらうことも可能です。
ただし譲渡先とのやり取りはすべて自分で行う必要があるため、手間はかかってしまいます。
また引き渡し日の日程調整や、万が一のトラブルの際などの対応なども必要となります。
タイヤをカー用品店で処分する
- 処分費用目安:1本250円~500円程度
タイヤの販売などを行っているカー用品店では、一部不要になった廃タイヤの引取り処分を行っているところもあります。
費用は1本当たり250円から500円程度で対応しているところが多く、比較的安価で処分できるのが特徴です。使い古して溝が無くなってしまったようなタイヤももちろん引き取りの対象です。
ただし店舗まで持ち込む必要があるため、車の荷台などに乗せて運ぶ必要があるでしょう。
下記は各カー用品店でのタイヤ処分にかかる費用の例です。タイヤにホイールがついている状態の場合は、別途ホイールの脱着費用やホイールの処分費用がかかる場合もあります。
店舗によって対応が異なる場合もあるため、事前に問い合わせたうえで持ち込むことをおすすめします。
なお、イエローハットやタイヤガレージでは不用になったタイヤの買取にも対応しています。
店舗 |
タイヤ処分費 | ホイールの脱着費 | ホイール処分費 |
---|---|---|---|
タイヤ館 | 乗用車:275円 4WD・SUV・大型車:550円 |
550円~1,100円 | 550円~1,100円 |
イエローハット | 275円~550円 | 550円~1,100円 | 550円~1,100円 |
オートバックス | 250円~550円 | 550円~1,100円 | 550円~1,100円 |
アップガレージ | 550円 | 550円~1,100円 | 550円~1,100 |
ジェームス | 250円~440円 | – | – |
※上記費用はすべて1本あたりにかかる費用です。
※ジェームスは新品タイヤへの交換が条件です。
タイヤをガソリンスタンドで処分する
- 1本500円~程度
ガソリンスタンドの中には、廃タイヤなどの回収処分を引き受けてくれるところもあります。
1本あたり500円程度で引き取ってくれるところが多いです。
ただしなかには「タイヤ交換時にのみ受け付ける」など、引取り条件があるガソリンスタンドなどもあるため注意が必要です。
以下は、ガソリンスタンドでタイヤを処分してもらう際にかかる費用の例です。
店舗などによって費用や対応、処分できる条件などが異なる場合もあるため、事前に確認の上持ち込むようにしましょう。
店舗 | タイヤ処分費 | アルミホイール付き | 鉄ホイール付き |
---|---|---|---|
出光 (昭和シェル石油) |
15インチ以下:550円 16インチ以上:770円 |
通常のタイヤ処分費用と同等 | タイヤ処分費+660円 |
エネオス | 330円~550円程度 | タイヤ処分費+550円 タイヤ処分費+550円 |
タイヤ処分費+550円 タイヤ処分費+550円 |
コスモ石油 | 15インチ以下:250円~440円 16インチ以上:250円~550円 |
15インチ以下:1,675円 16インチ以上:1,925円 |
15インチ以下:1,675円 16インチ以上:1,925円 |
キグナス | 330円~550円 | 要確認 | 要確認 |
※上記費用はすべて1本あたりにかかる費用です。
※コスモ石油のホイール付き処分費はホイールの脱着費を含めた合計の金額です。
車を購入した店舗やディーラーで処分してもらう
1本200円~500円程度
車を購入したディーラーや販売店などに、タイヤの処分を依頼する方法もあります。
処分費用の目安としては、正規ディーラーで1本500円程度。
中古車販売店などの場合は、もう少し安く引き取ってくれる場合もあります。
日ごろ付き合いのあるディーラーなどであれば、柔軟に対応してくれることもあるかもしれません。
販売店という性質上、タイヤの処分を依頼する際、なんらかのセールスなどを受ける場合もあります。
こうしたやり取りも含めて負担に感じない場合には、比較的利用しやすい処分方法だといえるでしょう。
廃タイヤ処分場(産廃処理施設)への持ち込み
- 1本200円~500円程度
お住まいの地域にある廃タイヤ処分場や廃タイヤのリサイクルを専門とする業者へ、直接持ち込む方法もあります。
タイヤの大きさによって費用は異なりますが、一般的な乗用車のタイヤであれば1本あたり200円〜500円程度で引取処分してくれます。
産廃処理施設であれば金属なども回収処分できるので、ホイールがついたタイヤでも受け入れが可能です。
ただし出張引取りなどに対応しているところは多くないため、直接持ち込む必要があります。
また、廃タイヤ処分場は地域にそう多くはないため、その点が多少ネックとなるかもしれません。
タイヤを不用品回収業者に回収処分してもらう
- 1本2,000円前後
地域に対応している、不用品回収業者にタイヤを回収処分してもらう方法もあります。
処分するタイヤは古くてもパンクしている状態でももちろんOKです。
処分費用は単品回収の場合で、1本あたり2,000円〜3,000円程度が目安となります。
単品価格だと少々割高に感じられるかもしれませんが、トラックのせ放題プランなどを活用して他の不用品も一緒にまとめて不用品を処分すれば、1点当たりの処分費用をグッと安く抑えることも可能です。
数本のタイヤのみを処分するのには不向きですが、その他の不用品もまとめて処分したい場合にはおススメの処分方法となります。
タイヤを手軽に処分するなら「不用品回収業者」がおすすめ
安くタイヤを処分したいなら、タイヤを専門に扱うショップや中古店、ガソリンスタンドなどが最適です。
しかしいずれも自ら直接持ち込むのが前提となるため、手間や時間がかかってしまいます。
不用品回収業者であれば、ガレージからの運び出し作業なども任せることができるので、女性や高齢者など自分では移動や持ち込みがむずかしいという人でも処分しやすいでしょう。
即日回収に対応している不用品回収業者も多く、思い立ったタイミングですぐに処分ができる点も、不用品回収業者をおすすめするポイント。
長年保管したままだったタイヤも、あっという間に処分できてしまいます。電話やメール1本で、すぐに処分できてしまいますので、タイヤの処分方法で迷っているなら即決することをおすすめします。
タイヤの不用品処分なら片付け名人にお任せください!
片付け名人では不用になったタイヤの処分も行っています。
単品回収以外にも軽トラックのせ放題プランが14,800円ととてもオトクです。
この機会にぜひ、廃タイヤ以外の不用品もまとめて処分してみませんか?
お見積もりやご相談は無料!
即日回収にも対応しておりますので、いつでもご連絡ください。